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ボドゲレビューっぽいもの

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ペルガモン

ペルガモン

「磨きます! どん!(溢れるコイン)」




ボード。大きく3つの盤面に分かれている。



■プレイ人数
2~4人(2人の場合は特別ルールを使うらしい)



■準備
発掘品タイルを5枚ずつ、ボード中央のカレンダーの上に並べる。



自分の色を決めて、枠と展示品番号マーカーを貰う。






このゲームの目的は、発掘したものを組合せ(復元)して博物館に展示して、多く客(ポイント)を集めた人の勝ち。




俺にしては珍しく軽量カードゲームでなく、中量級のボードゲーム。

俺がいつも参考にさせて頂いている『たっくんのボー●ゲーム日記』様にルールとか面白さとか分かりやすく書いてあるんですよ。

そこを見るのが一番はや……いやいや、頑張るよ、俺。





全体の流れをざっと説明すると、

①金を貰って、発掘。

②発掘したものを組み合わせて復元

③復元したものを博物館に展示すると、決算ターンでポイントが貰える

という感じ。





まず、発掘のやり方。

ターン最初に、5枚の発掘品タイルをオープン。



年代の古い順に、ボード左の発掘ポイントに下から置いていく。



んで、発掘するにはその階層の分、金が必要。

例えば4階層を発掘したいなら、金4必要。

深い方がポイントの高い(年代の古い)発掘品が出るので、当然みんな深い所を掘りたがる。

けど、その分お金がかかる。





その金の取得方法だが、ターン最初に資金カードが裏向きにして2枚出される。

資金カードの裏側には、袋と箱のどちらかが書いてある。



袋の中には(裏返すと)1~4の金が入ってる。

箱には5~8までが入っている。




なので、提供資金カードが「袋と袋」だった場合は、最小2、最大で8まで。

「袋と箱」なら、最小6、最大12。

「箱と箱」の発掘資金、大盤振る舞い状態だと最低でも10、最大で16の資金提供。


だいたいの発掘資金を予想して、親プレイヤーからボード上部に自分の駒を置いていく。

上部には貰える金の数と、掘れる階層の数が書いてある。

んで全員が置き終わったら、右側から処理していく。


「金などいらん! 俺はまっさきに発掘するんだ!」という強者は一番右。

一番右に置けば、金は貰えないが1~5層まで自由に掘れる。



「できるだけ金欲しいわー」という人は左の方に置くわけ。



ちなみに一番左に置いた人は、余った金を全部貰える。

余らなければ貰えないけどw




発掘資金を貰ったら、掘れる階層のどれか一つを選んで発掘。

その階層を丸々貰えるので、誰も掘らずに発掘品タイルが溜まっていれば、1階層も馬鹿に出来ない。

金1で、5タイルゲット! なんてのもあり得る。


ゲットした発掘品は3つまでは無料で保管できるが、それ以上保管する場合には保管料がかかる。(3タイルまで金1で)

(ソーシャルゲームなんかの)倉庫拡張には金がかかるという事ですね、分かりますw





そしてゲットした発掘品タイルを組み合わせて博物館に展示できるわけだが。

その際には、百の位の数字の合計が、その展示物の価値になる。

この場合、263年もの仮面(2ポイント)、170年もの腕輪(1ポイント)で、3ポイントの価値がある展示品となる。

※ちなみに展示する時に金を払えば、磨いたということで価値を3まで上げられる




展示した段階で勝利点チケット1ポイント貰って、ボードの右側に置く。

すると決算のターンで、その下のポイントを貰えるという流れ。

↑3ポイント価値の展示品は、決算ターンでは1勝利点(下の数字)



展示品はそれよりも価値の高いものが出品されると、今までのものは価値が1減る。

上の写真で言うと、2とか1とかの展示品なら影響は無い。

が、3ポイント以上の価値のものが出ると、「Ⅰ」の価値は1ポイント下がる。

価値が完全に無くなると、その展示品コレクションはゴミとなるw



あとそれぞれの決算で、「一番古い●○」を持ってる人はポイントを多く貰える。

写真では4ターン目に、壺。

6ターン目では水差し・・・といった感じ。




言葉で説明すると長く感じるが、それほど難しくはない。








< プレイしてみた >

鷹安、うぃるKuu


某ホームページで見て、面白そう! と思って即買いしたもの。

準備とか細かいルール説明がややおっくうだったので、今まで放置してたのだがやってみた。



資金調達フェイズ

ここで、あーだこーだ予想しながらマーカーを置くわけだが、うぃる君が凄くはまってたイメージ。

うぃる「ここに置くと、あれだろ。……とすると、こうだと……」

例のごとく他プレイヤーの動きを予想しているんだろうw


Kuu「資金は、袋袋ですね。きっとこれは8金貰えますよ!」

鷹安「え、なんでそんな自信満々に?」

Kuu「全くの勘ですw」

資金、オープン。

8来たww お前は超能力者かww



最初の決算ターン。

うぃる君とKuu君が展示してあるので、ポイントゲット。

特にうぃる君の展示物は、よく組み合わせてあり、横に長い(価値が高い)。

うーん、あれを上回る展示物を出して、あれの価値をゴミ同然にし下げてやりたいw

…俺は無念の展示品無し。

鷹安博物館「大丈夫です、今、鋭意準備中です! 近日公開です!」





うぃる博物館のスタートダッシュが利き、トップ。

それを追うKuu博物館と鷹安博物館。

ちょこちょこ発掘して、お、これはくっつくぞ。

んで……おー、けっこう長くなった!

鷹安「お待たせしました! 展示します! 磨きに磨いたこれを!!」

一気にテレビやマスコミで話題にw





そして最終ターン。

資金は箱&箱。

最終ターンにして、資金は潤沢。

Kuu君が無難な真ん中にマーカーを置く。

そして、うぃる君が金よりも発掘を重要視し、まさかのノーマネー発掘!?

俺は一番左のがっぽり貰える(はず)ゾーン。


資金、オープン。




きた! がっぽりww


鷹安「10以上の金の全てで磨きます。どーん!ww」

通常金3までしか磨けないが、最終ターンは無制限。



俺もけっこう良いところまで行ったが、うぃる君の逃げ切り勝利。


あー、くそ、最初の決算ターンで展示できていればなぁ。

けど、最初は資金もなく発掘タイルも無いから、やむを得ないんだよなぁ。


と、「どっちが良いかなぁ」と迷う感じが、とても楽しい。






鷹安 評価 5

ぱっと見た感じ、ごちゃごちゃしてて複雑そうなイメージだったが、よく出来たシステム。

マーカーを一つ置いただけで、貰える金、掘れる階層、ターン順番などが決まる。

金を払って、タイルをゲットして、組み合わせて展示して、それがポイントになる。




!? そうか、あれだ。

オタク コレクターが物を集めて、コレクションして、見せびらかすという流れがゲームになってるのか。

つまらないわけがない。

これは面白い。



タイルの引きとか、資金とか運の要素が半分以上だが、読みや観察力が全く不要というわけでも無い。

個人的にはこれくらいが、気軽に出来て楽しい。

パズル(というほどでも無いが)で、組合せってのも楽しいし、それがポイントで反映されるのもまた楽しい。





あえてケチをつけるとすると、ボードがちょっとゴチャゴチャしてて、取っつきにくそうなイメージがあるくらいかな。

それにしても、これはボードゲーム慣れしてない人(特にライトゲーマー)を引きずり込…いや、面白さを伝えるのに良さそう。

これは、個人的におすすめの一品。






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